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「栄樹園」の珍しい果樹たちを紹介します。
中には、まだ日本ではまとまった産地がなく、少数の果樹園や農家でのみ栽培されている果物もあります。
希少果実のため、栄樹園でも店頭に並ぶことは稀ですが、是非お近くへお越しの際は当店を覗いてみてください。
フェイジョア
パイナップルとバナナを合わせたような芳香があり、味はパイナップルに、舌触りは梨にも似ている不思議なフルーツです。
果実を食すほかにジャムやゼリーとされることも多く、強い香りに特徴があるため果実酒にも利用されています。
食用として栽培される他、その美しい花や葉から庭木や生垣としても評価が高く、夏には直径4センチほどの美しい花をつけます。
原産地はブラジル南部、ウルグアイ、パラグアイなど。
ジャボチカバ
ブドウや巨峰、ライチのような果実は、十分な甘さと酸味があって、とっても食べやすいフルーツです。
ブラジルではそのまま食べるのが一般的ですが、果実の日持ちはあまり良くないため、ジャムやゼリーをはじめジュースやワインなどへ加工も盛んです。栄養面では、ビタミンC、カリウム、ポリフェノールが豊富で、美容や健康促進にも良いと近年注目されています。
原産地はブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビアなど。
スターフルーツ
その名の通り、断面が星型になる独特な形をした果実です。
完熟すると鮮やかな黄色になり、味は薄めで酸味があります。水分の多い実は梨のようなザラッとした舌触りで、完熟前の果実はフルーツサラダやピクルスとしても好まれます。カリウムやビタミンCも豊富で美肌やダイエットにも。
味よりも形や効能で有名な果実。そこは料理人の腕の見せ所として、いろんな食べ方が生まれています。
原産地は熱帯や亜熱帯にかけて広く、南インドから東南アジア、ブラジルやハワイなど、日本では沖縄でも栽培されてます。
ポポー(ポーポー)
幻の果実といわれるポポーは、マンゴーとバナナとパイナップルを足したような強い甘い香りが特徴です。
完熟したポポーの香りはブドウのようでもあり、味はメロンにも近く、食感はトロッとして絶品です。こんなに美味しいのにあまりお店で売られているのを見かけません、これはポポーの実が食すタイミングが難しいからです。熟すのが早く収穫時期も限られている実は流通に向かないため”幻の果物”と言われるようになったようです。
温帯原産のため、暑い地域では注意が必要です。
マンゴー
歴史ある果実と言われるマンゴー。インド東部やミャンマーでは4000年前から栽培されていたともいわれています。
完熟した実は特有の香りと濃厚な甘みがあり、果汁も多く口当たりもなめらか。
そのまま食すほか、ジュースやドライフルーツにも加工されます。熟す前の果実はサラダにも。
原産地はインドからインドシナ半島周辺。
日本での栽培は、開花時期が梅雨と重なるため、マンゴーの花粉を雨から守るため、ハウスで栽培されます。
あまり知られていませんが、マンゴーは実はウルシ科の果実です。人によってはごく稀に果汁に触れるとかゆくなることも、アレルギーのある人は注意が必要です。